これまではキャロット→ワラウカド→広尾の出資馬の順番で見ていきましたが今回からは北海道から移動した出資馬を先に載せていく方向で行きます。
ヴァルガス(ボカイウヴァ18) 父:モーリス
4.1 入りや駐立などを進めております。慎重になるところがあるのでやや苦戦しながらも、少しずつステップを踏みながらメニューを消化しております。
トレセン内での集団行動など良い経験をしていますが、この時期の若馬ですので詰め込み過ぎないように状態を見ております。
リナーシェ(ウェイパー18) 父:キングカメハメハ
4.3 宇治田原優駿ステーブル在厩。現在はトラックにて軽め2400m、坂路にてハロン18秒ペースのキャンター1本を消化しています。馬体重405kg(3月末測定)
「環境の変化にすぐに慣れてくれましたし、馬体もここまで戻ってくればもう大丈夫。坂路入り後も問題はなさそうですので、明日から終いを少し伸ばして、時計を入れていこうかと思っています。小柄ですが、そのぶん仕上がりは早そう。しっかりと乗り込んでパワーを付けていきたいですね」(青山調教主任)
マーテル(マルヴァーンスプリング18) 父:ドゥラメンテ
4.3 宇治田原優駿ステーブル在厩。現在はトラックにて軽め2400m、坂路にてハロン18秒ペースのキャンター1本を消化しています。馬体重446kg(3月末測定)
「環境の変化にすぐに慣れてくれましたし、スムーズに坂路調教へと移行。明日から終いを少し伸ばして、時計を入れていこうかと思っています。すごく乗りやすい馬で、スピードもありそうですよね。週明けから行っているゲート練習についても問題なくこなしてくれています」(青山調教主任)
アイリスクォーツ(スペクトロライト18) 父:アジアエクスプレス
3.31 NF早来 この中間は週2日坂路で15-15を取り入れていますが、カイバ食いを含めて体調面に問題はなく、反動らしい反動は見受けられません。馬体はいい意味で余裕のある状態を保つことができており、このまま速めの本数を重ねることで体幹からしっかり鍛えていければ、より余裕を持って登坂できるようになってくるでしょう。今後の成長が楽しみな一頭です。
ゴッドシエル(ゴッドフロアー18) 父:エピファネイア
4.3 クローバーファーム在厩。引き続き、おもに周回コースにて軽いキャンター3200~4000m、坂路にてハロン17~18秒ペースのキャンターを乗り込まれています。
「これくらいの調教メニューであれば、疲れがくることもなさそうですね。なかなか筋肉が増えてこないものの、コンスタントには乗れていますので、日々のトレーニングが段々と実になってくるのではないでしょうか。まだ、ときおり驚いたり、飛び跳ねたりすることがありますのでメンコをつけて乗っていますが、心配するほどの事ではありません」(福島代表)
3.27 シュウジデイファーム在厩。現在は、おもに場内にてハッキングを中心に調整されています。
「再びピッチを上げていこうかと思っていましたが、幾らか歩様の硬さ(特にトモ)が気になりましたので、そのままペースを落としてもうひと休み。この間にいい意味で体つきに余裕が出てくるはずですから、疲れが抜け次第、また乗り込んでいきましょう」(石川代表)
フィルメーザ(コスモライセンス18) 父:タートルボウル
4.3 エクワインレーシング在厩。おもに週2回、坂路にて15-15を切る時計で乗り込まれています。馬体重470kg(3/30測定)
「疲労度やコンディションの低下などが馬体減として表れるタイプ。目方が示すように、今は順調に乗り込めていますよ。段々と必要な箇所に筋肉が付き始め、体つきがさらに大きく立派になってきました。着実に成長を遂げている印象です」(瀬瀬代表)
なんと3頭が北海道から移動済。昨年は一番早かったのがスノージュエリーの4月中頃だったので1ヶ月近く早いです。出資していない他の馬たちも続々移動報告が上がっているのでやはり昨今の競馬事情を踏まえてということでしょうか。
この感じだと何も起きなければヴァルガスとマーテルは6月デビューになるでしょうし、馬体重の心配はありますがリナーシェも6,7月デビューの可能性は高いと思います。
残りの北海道滞在馬も概ね順調。あえて言うならアイリスクォーツがハロン15秒で乗り始めてから足踏みしているかなと言う印象です。