のんびりやりたい一口馬主ブログ

一口馬主をのんびり楽しむ事を目指している人のブログです。※ブログ内に記載されている一部文章、動画、画像についてはキャロットクラブ様、ワラウカド様、広尾サラブレッド倶楽部様の許可を得て掲載しております

フィルメーザ、安らかに

9日、悲しいお知らせが届きました

 

今週より騎乗運動に移行していましたが、今朝、馬場にて放馬してしまい、厩舎に設置してあるトレッドミルに衝突。左後肢の繋ぎに裂傷を負ったことから、美浦トレセン診療所に緊急搬送されました。なお、各検査の結果、傷が深くにまで及んでおり、靭帯および屈腱の損傷と繋ぎ部分の骨折を確認。延命処置はかえって馬に可哀想ではないかとの獣医師の進言に基づき、やむなく安楽死の措置がとられましたのでご報告いたします。あまりにも突然の出来事に現実として受け入れられない状況ではありますが、今はただただ本馬の冥福を祈りあげるばかりです。なお、出資会員の皆様には、諸手続きが完了し次第、オフィシャルサイト等にて詳細をご案内いたしますので、今しばらくお待ち願います。
「獣医師によれば、『競走能力喪失』との診断。何とか繁殖牝馬として残してあげたいところでしたが、『出血が激しいですし、仮に縫合手術や治療を進めていった場合であっても蹄葉炎になってしまう可能性が極めて高く、これ以上は馬に対して更なる苦痛と無理を強いる形になってしまう』との見解から、不運にもこのような残念な事態となってしまいました。まずは皆様に深くお詫び申し上げます。おそらくは馬がパニックに陥り、トレッドミルに挟まってさらに気が動転してしまったのだと思われます。今日こちらは風が強かったものですから、敏感な面が出てしまい、馬が驚いてしまうようなところもあったのかもしれません。急な悲しいお知らせとなってしまい、本当に申し訳ございませんでした」(小手川調教師)

 

突然の報告に言葉がありませんでした。2日経ってある程度気持ちの整理がついたのでこうブログを更新しています。

復帰へ向けて順調に進んでいました。

鍛えていかなければならない時期に療養してしまったのは大きなマイナスと思っているので勝ち上がる可能性はほぼないと思いながらも、復帰して2,3戦無事に走りきって繁殖牝馬として頑張って欲しいと思っていただけに悲しいです。

入厩したとは聞いていないので最期はトレセンの診療所ですが恐らく外厩先の事故でしょう。

放馬による事故ということで防ぐことは出来なかったのか…という思いや汚い言葉の1つや2つ言いそうになりますが、気が動転している馬を制御するのも難しいことだと思います。

馬というのは臆病で繊細な生き物であるというのを改めて感じました。

 

フィルメーザ、安らかに、向こうの世界で元気にのびのびと駆け回ってください。

 

現役出資馬、そしてこれからの出資馬たちが無事にデビューして競走馬生活を終えることを願います。