のんびりやりたい一口馬主ブログ

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収支プラスに必要な賞金の話

ツアーの写真以外にもなにか役立つのを発信してみようと思い。出資馬での収支プラスのラインを計算してみました

一応毎月出資馬ごとに収支つけていてある程度体感で理解は出来ていましたが目安として計算式だしてみようかなと思います。

 

ここではあくまで出資馬1頭について見ていくので入会金や月々の会費は見ないで計算します。

 

結論を先に出しちゃいますが1頭の出資馬でプラス収支を求める式は以下になります。

 

(募集価格+預託料✕月)÷0.65

 

本当は保険料とか引退精算とか細かい部分もありますが、計算式はなるべく単純にしたいので割愛します。

 

募集価格は言わずもがな。預託料はトレセンにいるか外厩にいるかでかなり変わってきますが平均して大体70万/月として話を進めます。2年前なら月60万くらいで考えてよかったですが、物価高の影響で月の維持費を見ると70万以上の事も多いです。

 

 

最後の0.65ですがこれは分配される賞金の割合です。

私がエクセルでつけている収支表を見ると賞金の65%前後分配されているようなのでそれが根拠となります。

 

次に実例として私の出資牝馬たちで見てきましょう。色々比較したいので1億超えから1000万未満までさまざまな価格帯の牝馬たちを用意。

…なんですが、私の出資牝馬に平均より高め、5000万~8000万あたりの高価格帯がいないのでDMMの22年産牝馬で一番高いステファニーズキトゥン22(7000万)に助っ人してもらいます。

維持費の月数の部分ですが牝馬は引退期限が決められています。私の入会クラブは全て6歳3月が期限となっているので今回は2歳1月から6歳3月までの51ヶ月間で考えましょう。

 

パンドジェーヌ 12,400万(超高額)

(12,400+70✕51)÷0.65=24,569万 回収率198%

 

ステファニーズキトゥン22 7,000万(平均より高い)

(7,000+70✕51)÷0.65=16,262万 回収率232%

 

スマイルコレクター 3,500万(大体平均的)

(3,500+70✕51)÷0.65=10,876万 回収率311%

 

ハリケーンリッジ 2,200万(平均より安め)

(2,200+70✕51)÷0.65=8,876万 回収率403%

 

スウィープフィート 990万(格安馬)

(990+70✕51)÷0.65=7,015万 回収率708%

 

プラス収支を目指すとなるとこれくらいが目安になります。もっと正確に出すならもう少し下がると思います。本州移動前なら維持費も低いですからね。

これを超えれば引退時点で黒字にはなってくれるだろうというラインで見てもらえたらと。細かく見たいなら馬ごとに収支つけてください。

募集価格が安い馬ほど維持費の割合が大きいので目標となる回収率が高くなりますね。

スウィープフィートは先日勝ったチューリップ賞の賞金が加わったことで上で計算した回収率704%を越えたので規約の現役期間を延長しない限り黒字が確定です。後は走れば走るほど引退した時の黒字が増えていくことになります。

 

ちなみに、維持費含めて黒字は求めてないけど出資代金くらいはは回収したいって人は募集価格÷0.65でokです。回収率で言うと155%くらいなので募集価格✕1.55でいいです。こっちのほうが考えやすい。